【失敗談あり】新車か中古車か迷ったら新車、欲しい車があるなら中古がベストな理由

筆者は地方でディーラーマンをしております。

新車を売る仕事なのでおすすめを聞かれれば新車と答えますが、欲しい車があれば中古一択です。

この記事では新車と中古車をコスパの観点で比較します。

目次

コスパで選ぶなら断然新車がおすすめ

車は購入時にお金がかかるだけではなく、維持している間もずっと出費があります。

そのため取得時のイニシャルコストだけではなく、維持管理のランニングコストも考慮する必要があるのです。

それらを考慮すると、実は中古車より新車の方がコスパが良かったりします。

1.値引きがある

新車の販売価格を見ると「高くてとても無理だ…」と思いがちですが、実は値引きがあります。

大体車両本体価格の10%程度が値引きできるので、400万円の車なら40万円の値引きができます。

値引きの詳細

これは300万円のカローラツーリングの見積書ですが、オプションから18万円値引きしています。

この他に車両本体価格から11万円ほど値引きしており、約30万円の値引きを実施しました。

くるまモン

ちょうど10%くらいの割引だモン

ネットの見積もり結果は高くても、実際にディーラーで見積もりを取ると意外と値引きしてもらえるケースがあるので、新車のコスパは悪くありません。

2.下取りがある

新車で買って10年乗った場合、まだまだ下取りがあります。

ズバット車買取比較「中古車の査定・買取相場」で調べてみると、人気車種の10年(10万キロ走行)後の相場は下記の通りです。

10年後の相場15年後の相場
N-BOX490,0000
ステップワゴン650,000160,000
アルファード1,550,000660,000
人気車種の買取相場

10年後でも値段がつくので、車を売ったお金を次の車の頭金にできます。

仮に5年落ちの中古車を買って10年乗ると、その時は15年落ちの車を売ることになります。

軽自動車はすでに価格がつかない上、ミニバンでもよほど状態が良くなければ上記の表でご紹介した金額は出ないでしょう。

くるまモン

新車は買う時高いけど売る時も高いんだモン

3.最長5年のメーカー保証がある

新車は3年または5年のメーカー保証があります。

そもそも新車ということで故障リスクも少ない上、万が一壊れてしまってもメーカーが無償修理してくれます。

新車購入時に入れるメンテナンスパックも合わせれば、維持にかかる費用がぐっと抑えられます。

くるまモン

電装部品などは3年、エンジンなどは5年まで保証対象なんだモン

4.故障のリスクが少ない

当たり前ですが、新車は故障のリスクが低いので安心して乗ることができます。

内装も嫌な匂いや汚れなどもなく、気持ちの部分でも安心なのが新車のメリットです。

くるまモン

長距離のお出かけも安心だモン

新車は心配事が少ない上に、壊れても無料で修理してもらえることもあり、維持費を抑えることができます。

その上乗り換えるときには下取りもしてもらえるので、コスパの面で考えるとディーラーマンの私は新車をおすすめしています。

欲しい車があるなら絶対中古車

車好きでこだわりのある車探しをしたい人や、欲しい車がある人は絶対に中古車がおすすめです。

新車は安心して乗れる、コスパが良いという反面、現在メーカーが販売している車からしか選べないというデメリットがあります。

メーカーも様々なボディ形状や機能を持った車を販売していますが、全てのニーズを満たせるわけではありません。

例えば、下記に該当するような車は新車ではなかなか見つかりません。

新車ではなかなか買えない車
  • マニュアルでターボがついている車
  • 大排気量でV6エンジン搭載の車
  • 過去に販売された限定車
  • 有名なデザイナーが手掛けた車
こんな車が欲しい

こうした車が欲しい場合は、中古車の中から探すことになります。

中古車は過去に販売された全ての車が対象になるため、在庫さえあればどんな車でも買うことができます。

トヨタが過去に販売した車
くるまモン

写真は2013年にトヨタが発売したピンクのクラウンだモン

メーカーは定期的に、限定モデルとして奇抜な車を発売します。

こうした車は中古車でしか買うことができないので、必然的に流通している在庫の中から探すことになります。

他にも、法規制が変わって現在では買うことができない仕様の車などもあるので、こうした車が欲しい人は中古車がおすすめです。

筆者も令和では買えないような、4気筒エンジン+ターボ搭載+マニュアルの軽自動車を中古車で購入しました。

くるまモン

今の法律では排ガス規制もクリアできないモン

新車と中古車のトータルコスト比較

新車を買うか中古車を買うか、コスパの面で選ぶ場合はこれからご紹介する以下3つのケースを参考にしてください。

N-BOXを買った場合の比較

※画像:価格コムより

新車中古車
車両購入価格2,320,0001,500,000
10年間の自動車税108,000112,200
10年間の車検費用240,000590,000
10年後の買取価格▲ 490,0000
実質負担額2,178,0002,202,200
N-BOXを新車と中古車で買った場合

条件

  • 新車はカーナビ、ETC、フロアマットを選択。値引き額は含めない定価
  • 中古車は5年落ちのものを認定中古車で購入した場合の平均価格
  • 年間走行距離は1万キロで計算
  • 自動車保険、ガソリン代などは新車中古車同額なので割愛
  • 自動車税は13年目より12,900円で計上
  • 車検費用は10年目以降はメンテナンス費用を含め算出(タイミングベルト、タイヤ交換など)
  • 買取価格はナビクル「車買取・中古車査定」より
くるまモン

軽自動車は新車のコスパが良くなりがちだモン

特にN-BOXのようなスーパーハイトワゴンは、年数が経過しても中古価格が下落しにくいのです。

そのため取得金額が高くなってしまい、「新車で買うよりも圧倒的に安い」という中古車ならではの特徴が適用されないのです。

さらに5年落ちの中古車を購入すれば、10年乗るうちに自動車税が増税されて税額が上がってしまいます。

くるまモン

13年目から適用なんだモン

また10年経過あたりから、タイミングベルト交換やプラグ交換などのメンテナンス費用が発生します。

新車は購入から5年は保証期間内ですが、中古車は5年落ちを購入すれば保証適用外からスタートです。

こうした諸条件が重なり、結果として軽自動車は新車で買った方がコスパが良いという結果になるのです。

ステップワゴンを買った場合の比較

ステップワゴン2022年モデル

※画像:価格コムより

新車中古車
車両購入価格4,180,2302,800,000
新車値引き▲ 500,000
10年間の自動車税345,000377,700
10年間の車検費用480,000840,000
10年後の買取価格▲ 650,000▲ 160,000
実質負担額3,855,2303,857,700
ステップワゴンを新車と中古車で買った場合

条件

  • 新車はカーナビ、ETC、フロアマットを選択。値引き額は「価格コム」より平均価格を算出
  • 中古車は5年落ちのものを認定中古車で購入した場合の平均価格
  • 年間走行距離は1万キロで計算
  • 自動車保険、ガソリン代などは新車中古車同額なので割愛
  • 自動車税は13年目より45,400円で計上
  • 車検費用は10年目以降はメンテナンス費用を含め算出(タイミングベルト、タイヤ交換など)
  • 買取価格はズバット車買取比較「中古車の査定・買取相場」より

5ナンバーサイズのミニバンを購入する場合、新車も中古車もほぼ同額という結果になりました。

しかし新車値引きを引き出せない場合は、新車の方がトータルコストが高くなってしまいます。

中古車はもう少し安い個体を探して購入することで、購入時のイニシャルコストは下げられます。

しかし安い中古車は走行距離が多かったり年式が古かったりするため、結果としてメンテナンス費用というランニングコストがかさむ可能性があります。

このクラスであれば、新車購入と中古車購入で相見積もりを取って条件が良い方を選ぶという買い方もおすすめです。

くるまモン

ミニバンは新車値引きが大きいのがメリットだモン

アルファードを買った場合の比較

アルファード2023年モデル

※画像:価格コムより

新車中古車
車両購入価格6,500,0003,850,000
新車値引き▲ 50,000
10年間の自動車税450,000470,100
10年間の車検費用600,0001,000,000
10年後の買取価格▲ 1,550,000▲ 660,000
実質負担額5,950,0004,660,100
アルファードを新車と中古車で買った場合

条件

  • 新車はカーナビ、ETC、フロアマットを選択。値引き額は「価格コム」より平均価格を算出
  • 中古車は5年落ちのものを認定中古車で購入した場合の平均価格
  • 年間走行距離は1万キロで計算
  • 自動車保険、ガソリン代などは新車中古車同額なので割愛
  • 自動車税は13年目より51,700円で計上
  • 車検費用は10年目以降はメンテナンス費用を含め算出(タイミングベルト、タイヤ交換など)
  • 買取価格はズバット車買取比較「中古車の査定・買取相場」より

アルファードのような高級ミニバンを買う際は、中古車の方がコスパが良いという結果になりました。

くるまモン

新型アルファードが高くなったからだモン

アルファードは2023年にフルモデルチェンジを実施し、売れ筋グレードが600万円台になってしまいました。

旧モデルの販売価格より150万円ほど値上がりしたため、それがコスパに大きく影響した形です。

くるまモン

値引きが少ないのも新車のコスパが悪い理由だモン

またアルファードは中古車でも人気があるため、あまり価格が下がらないという特徴があります。

新車と中古車では購入時に265万円も差がありますが、実質負担額では128万円の差に縮みます。

新車はメンテンナンス費用が大きくかからないのと、買取価格が高いことが実質負担額を引き下げる要因になっています。

お金に余裕があるなら、新車を買うという選択肢も十分にありですね。

新車のメリットデメリット

メリット
デメリット
  • 故障のリスクが少ない
  • メーカー保証がある
  • 乗り換え時に売れる
  • 最新機能が搭載されている
  • 傷や匂いのストレスがない
  • イニシャルコストが高い
  • 納車までの期間が長い
  • 型落ちになる
  • 自動車保険料が高い

新車のメリット

新車のメリットは、故障のリスクが少ないことやメーカー保証がある点です。

安心して乗れる上、万が一故障してもメーカー保証があるので無料で修理してもらえます。

また傷や匂いがないことで、ストレスなく車に乗れる点も大きいでしょう。

こうしたメリットはもちろんですが、最近の車は最新の運転支援技術が搭載されています。

新車であれば当然これらの機能が搭載されているので、安全運転に繋がるというメリットもあるのです。

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自動運転技術は毎年進化してるモン

新車のデメリット

どれだけコスパに優れていても、購入時に数百万円単位の出費がある点は大きなデメリットです。

また最近の車は納車までの期間が長く、1年以上待たされるケースも珍しくありません。

そうして苦労して手に入れた新車も、数年経てば「型落ち」になってしまうのもデメリットと言えます。

乗り潰す人には関係ありませんが、定期的に買い替える人はリセールバリューに影響するのでこのデメリットは無視できません。

自動車保険も、新車なら車両保険をつけた方がいいので保険料も高くなりがちです。

【お客様事例】新車を買って失敗した人

新車を買って失敗または後悔されたお客様の事例を3つほどご紹介します。

残クレで購入、5年後再ローンが組めず売却

これは私が担当したお客様なのでよく覚えています。

最近の車は車両本体価格が高くなっているため、残価設定型のローンを組むお客様が多数います。

残クレのイメージ

残価を据え置くことで月々の支払いを抑えられるのが特徴なのですが、5年契約が終了した時点で残価を精算する必要があるのです。

くるまモン

再ローン、一括払い、売却のどれか選ぶモン

お客様は車自体も気に入っていたので残価分を再ローンしようとしたのですが、この5年の間に転職していてローンに通らなかったのです。

結局そのお客様は残価を一括払いするほどの貯金もなく、車を手放すことになりました。

下取りを気にせず買った車だが急遽手放すことになった

新車の醍醐味は好きなカラーやグレードを選択できることです。

私のお客様は「一生乗る!」と言って、正直あまり人気とは言えない車種を、派手なカラーを選択してご購入されました。

下取りを気にしないのであればそれでも良いのですが、そのお客様は3年後にお子様が生まれて車を買い替えることになりました。

車が好きなお客様だったのでとても大切にされていたのですが、車種自体に人気がなく色も奇抜ということであまり値段がつきませんでした。

くるまモン

人気車種の王道カラーならこうはならなかったモン

選択するカラーをミスした

これは私の家族の話ですが、真夏に「ホンダ フィット」を購入しました。

夏ということもあり担当営業マンに爽やかなブルーを勧められ、本人もその気になり契約。

そこから月日が流れ、納車のときにはすっかり真冬になっていました。

ようやく注文した新車と対面したのですが、「そもそもブルーなんて好きじゃなかった」と一言。

熱に浮かされ買ったものの、自分があまり好きではないカラーを選択してしまったのです。

結局その車はあまり乗ることもなく、5年間で7,000kmしか乗らずに売却されました。

くるまモン

ブルーだし下取り価格も微妙だったモン

新車が向いている人

ここまで色々新車についてご紹介してきましたが、以下の特徴のいずれかに当てはまる人は新車がおすすめです。

新車が向いている人

  • 購入費用に余裕がある人
  • 納車までの期間が待てる人
  • 最新の機能が搭載された車が欲しい人
  • 整備のことなどあまり考えたくない人

新車のデメリットはイニシャルコストが高い点につきるので、まずはその資金が出せる人には新車をおすすめします。

また納車までの期間が長いので、その期間を待てる人という条件もつきます。

車検が近づいている、すぐに買う必要があるという人は新車は向いていません。

くるまモン

すぐに買える新古車などがおすすめだモン

私が最も”新車を買うべき人”と思うのは、最新の機能を使いたい人や整備のことを考えたくない人です。

最近の車に搭載されている安全運転支援技術は、3年前や5年前の車とは大きく異なります。

毎年大きな進化を遂げているので、新車はこうした最先端の技術を手にれるまたとないチャンスです。

また新車はメーカー保証がついているので、万が一故障してもすぐに無料修理が受けられます。

そもそも新車は故障のリスクが低いので、整備のことはディーラー任せでOKです。

比較的お金に余裕があり、車に関する心配事をなくしたい人は新車をおすすめします。

新車を少しでも安く買う方法

新車を買いたいけど予算に余裕がないという人は、以下の方法で新車を安く買いましょう。

1.決算期やキャンペーンのときに買う

毎年3月と9月は決算期なので、ディーラーはセールを行います。

この時期に合わせて人気のオプションを装着した特別仕様車を出したり、展示車などを格安で販売したりします。

他にも7月と12月はボーナスセールを行うディーラーも多いので、こうしたタイミングで新車を安く買うという手もあります。

くるまモン

値引き交渉の難易度も下がるモン

2.残クレやカーリースを使う

残価設定型のローン(通称残クレ)や、カーリースを使うと車を安く買うことができます。

残クレとカーリースの違い

残クレもカーリースも、残価を設定して月々の費用を安くするのが特徴です。

カーリースは毎月のリース料金の中にメンテナンス費用も込みになっているため、定額料金で新車に乗れるようになっているのです。

くるまモン

だから「車のサブスク」って呼ばれているモン

費用を抑えたい人は、残クレやカーリースの利用も検討しましょう。

3.今の車を高く売る

車を買い替える場合は下取車があります。

これを高く売ることで、新車購入費用を少しでも増やすことができるのです。

ディーラーでは下取りと呼ばれる”売った費用を新車購入代金から差し引く”というサービスを行っています。

しかしディーラーは新車を販売するところなので、中古車に関してはあまり強くありません。

なので街の買取専門店と呼ばれる店に買い取ってもらった方が、車を高く売ることができるのです。

差額は30万円以上になることも珍しくないので、その分新車を安く買うことができます。

特に車一括査定を使って複数業者を競わせれば、車を最高価格で売ることができるでしょう。

中古車のメリットデメリット

メリット
デメリット
  • イニシャルコストが安い
  • 欲しい車が見つかる
  • すぐに納車される
  • カスタム済みの車が手に入る
  • 故障のリスクがある
  • 保証期間が短い/ない
  • 最新機能ではない
  • 粗悪品を掴むリスク

中古車のメリット

中古車のメリットは安いことで、中には10万円程度で買えてしまう車もあります。

新車は最低でも120万円ほどするので、中古車のイニシャルコストの安さは圧倒的です。

そこまで激安車だと故障の心配がありますが、ディーラーの認定中古車などは新車より安く、保証も充実しています。

こうした車を選べば、新車ほどではないけど安心して乗れる車が手に入ります。

また中古車はすでにある在庫から選ぶので、納車までの期間が早いのもメリットです。

最短で1週間ほどあれば手元に届くので、すぐに車が欲しい人にもピッタリです。

他にも中古車は希少なものや限定車なども多く販売されており、自分が欲しいこだわり仕様の車が手に入ることもあります。

くるまモン

最初からカスタムされた車も買えるモン

中古車のデメリット

中古車は文字通り中古なので、一度誰かの手に渡った車です。

そこでの使われ方次第では車自体がダメージを受けている可能性もあり、それが故障となって現れるリスクがあるのです。

その上中古車は現状販売が主なので、保証が受けられないこともあるのです。

故障したら全額自己負担で修理するので、思わぬ出費を招く可能性があります。

不具合や修復歴・事故歴を隠して売る中古車屋で車を買ってしまうと、粗悪品を掴まされる可能性があるので注意しましょう。

また中古車は新車と異なり、最新の装備が搭載されていない点も注意が必要です。

くるまモン

まさに中古車はピンからキリなんだモン

【お客様事例】中古車を買って失敗した人

全財産出して買ったが壊れて修理代を出せず手放した

どうしても欲しい中古車があり、予算的にもギリギリだったが全財産を出して購入されたお客様。

購入したのは弊社ではなかったのですが、不具合が多くどうにもならないから見て欲しいとご来店されました。

車の状態を見たメカニックが「これはかなり高額修理になる」と伝えたところ、車を買った際に全財産を使い果たし修理代が捻出できないとのこと。

結局車は手放しましたが、故障したまま売却したのでかなりの損をしてしまいました。

くるまモン

古い国産スポーツカーだったモン

怪しい中古車屋で買ったら修復歴車だった

怪しい中古車屋

ネットで見かけた掘り出しモノを、現車を確認せず買ったというお客様の事例です。

相場よりだいぶ安かったので飛びついたところ、まっすぐ走らないから見て欲しいと弊社に来店されました。

内装をバラしてみたり、下回りを覗いてみたりしましたが、明らかにフレームを修復した形跡が。

お客様に確認したところ「修復歴なし」の車を買ったと言っていましたが、どう見ても事故車でした。

結果としては、修理が甘くバランスが崩れていたということで、50万円ほどかけて修理を実施。

ディーラーの認定中古車が買えるくらいの出費をしたとお客様は嘆いていました。

くるまモン

まさに安物買いの銭失いだモン

後からもっと条件が良い車が出てきた

中古車あるあるともいえるのが、買った後にもっと条件の良い車が出てきたというケース。

私の友人にも同じような経験をしている人がたくさんいます。

中古車は一点ものなので、1台1台状態が異なります。販売する中古車屋によってつける価格も異なるので、あとからもっと条件の良い車が出品されることがよくあります。

これを気にしていたら一生中古車は買えないので、中古車購入は一種の賭けと言えそうです。

くるまモン

当サイト編集部には逆パターンの人がいるモン

編集部員は数年間探し続けていた限定車をヤフオクで見つけ、入札するも予算をだいぶオーバーする形で他の人に落札されてしまいました。

数年に1度出てくる程度の車だったのでひどく落ち込んでいたのですが、わずか数日後にもっと状態が良い限定車が近隣の中古車屋に並んでいるのを発見。

即座に購入し、結果として値段も安く、状態が良い車を購入することができて喜んでいました。

くるまモン

ボディカラーもこっちの方が理想だったらしいモン

中古車が向いている人

以下の特徴のいずれかに当てはまる人は、新車よりも中古車がおすすめです。

予算が限られている人

中古車は車種や状態などこだわりがなければ、いくらの車でも手に入れることができます。

極論をいえば「1万円で欲しい」「1億円で欲しい」のどちらも可能です。

自分が用意できる予算の範囲で車を買えるので、予算が限られている人は中古車がおすすめです。

くるまモン

昔3万円で車を買ったことがあるモン

絶版車を探している人

どうしても欲しい車があり、それがすでに販売終了している場合は中古車から購入することになるでしょう。

くるまモン

絶版車や昔の車には、最新の車にはない魅力があるモン

大排気量の大型セダン、マニュアルトランスミッション搭載のスポーツカー、法規制により販売終了した名車など、過去に販売された車は唯一無二の存在です。

こうした車を探している人は理想の1台の条件があるはずなので、中古車の中から1番条件に近いものを探しましょう。

自分で整備ができる人

中古車は”現状販売”が一般的なので、故障時の修理なども全て自己負担で行うことになります。

しかし自分で整備ができてしまう人にとっては、その分安く車が買えることを意味しています。

自分で整備ができなくても、格安でメンテナンスを請け負ってくれる整備工場などを知っている場合も同じです。

こうした人は、中古車を購入して故障してしまっても自分で直すか整備工場で格安で修理してもらえばいいので中古車でも良いでしょう。

くるまモン

個人売買でもいいかもしれないモン

掘り出し物の中古車を見つける方法

中古車は状態が良いものほど高いという、当然とも言える特徴があります。

しかし同時に”状態が悪いのに高い”という最悪な車も平行して存在しているのが中古車です。

そこで、安全に乗れて適正価格な”掘り出し物”を見つける方法をご紹介します。

1.メーカーの認定中古車を購入する

ディーラーは自社の管理顧客が手放した車を、認定中古車として販売します。

新車のときからそのディーラーでメンテナンスを受けているので、車の状態がしっかり把握できているのが特徴です。

そのためディーラーが一定の品質を担保してくれ、保証などもついてくることがあります。

こうした認定中古車は相場より若干高めの価格に設定されていますが、安心感という意味では認定中古車に勝るものはありません。

新車を買うほどの予算はないけど、安心できる中古車なら少し高くても良いという人は、メーカー認定中古車を購入しましょう。

2.保証がある、またはつけられる車を選ぶ

メーカー認定中古車ではなくても、有料で保証がつけられる中古車は多数販売されています。

無料で保証がついてくる場合は、その中古車の品質には自信があることを意味しています。

また有料でも保証がつけられるのであれば、粗悪な中古車は仕入れていない販売店の可能性が高いです。

くるまモン

悪い店は保証なんてつけないモン

少し高くても、こうした販売店を選ぶのも一つの手でしょう。

3.修復歴車を避ける

修復歴というのは、車両の骨格であるフレームを修理した車を指します。

主に大きな事故を起こした車のことを指すと言っても語弊はないでしょう。

修復歴は表示することが義務付けられているので、こうした車を除外して中古車探しをすることをおすすめします。

修復歴車は相場価格より2〜3割ほど安く販売されており、綺麗なのに安いという非常に魅力的な商品に見えます。

しかしフレームというのは大事故を起こさないと修理しないため、修復歴車の時点でそれなりの事故を起こした車と見て間違いありません。

くるまモン

綺麗なのに安いなんて矛盾してるモン

4.プロに車探しを丸投げする

中古車は前オーナーの乗り方がわからない上、悪質な販売店だと修復歴や事故歴を隠して販売することがあります。

見た目はきれいなので騙されてしまい、なんとなく調子の悪い車と付き合っていくなんてこともあり得るのです。

こうした事態を避けるためには、どの店で中古車を購入するか、というのが非常に大事なポイントになってきます。

そこで筆者がおすすめするのが、プロに中古車探しを依頼すること。

無料で使える中古車探しサービスを使えば、安心できる車を予算の範囲内で提案してもらえます。

まとめ

  • 新車と中古車で迷った場合はコスパが良い新車がおすすめ
  • 新車は購入時の費用は高いがトータルコストは安くなりがち
  • 絶版車やこだわりのある車が欲しい人は中古車がおすすめ
  • 中古車は現状販売なので故障と付き合う覚悟は持っておくべき
  • 新車も中古車もメリットデメリットあるので、自分に合っているものを選ぼう

よくある質問

新車と中古車迷ったらどっちがいい?

新車がおすすめです。購入費用は高いですが、最新の機能や安全運転支援技術が搭載されているので安心で快適なドライブができます。また故障が少ないのでストレスもないのがメリットです。

車は中古で十分って本当?

自分で整備できる人は本当です。中古車は現状販売がメインなので壊れた際の修理費用は実費です。しかし自分で直せるなら大きなデメリットにならないので、むしろ安く車を買うことができてお得です。

軽自動車の中古車ってどう?

軽自動車だから辞めるべきということはありません。軽自動車でも品質は十分で、普通車と同じ品質管理のもと製造されています。ですので軽自動車だから壊れやすいとかはありません。軽自動車でも普通車でも、前オーナーが大事に乗ってきたかどうかが大事です。

新車は買うなって言われたけど本当?

新車は買ってはいけない理由はありません。コスパの面でも中古車より優れているのでおすすめです。デメリットがあるとすれば購入時のイニシャルコストが高くなる程度です。そこが気にならないならむしろ新車をおすすめします。

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この記事を書いた人

当サイトに掲載されている全ての記事は「一般社団法人日本リユース業協会」が定めるリユース検定に合格した「リユース営業士」が監修、執筆を行っています。一部記事は現役ディーラーマンが監修や執筆を行っています。

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